拝啓 何となく心せわしい師走となりましたが、先生、お相変わらず元気でいらっしゃいますか。 クリスマスと元旦の挨拶として、この手紙を書き上げました。祝日おめでとうございます。確かに光陰矢のごとし、大学を出てもう半年経ちました。入社後、以前先生のご指導のおかげで、仕事はちゃんとやって参りました。学校時代よりやや辛い感じでしたが、充実で楽しいです。いずれにせよ、仕事は仕事、勉強は勉強ですね。 大学生活がつまらないと思ったこともありましたが、やはり懐かしいです。残念なことに、クラスメート同士の最後のコンパに先生にお目にかかりませんでした。先生はその時日本にいるそうですが。大学を出ていてもいつまでも日本語を勉強していくつもりです。先生も永遠に私たちの先生です。
敬具 風になれ 二〇〇三年十二月十七日
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