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村上春树作品受到喜爱的原因(中日对照)

作者:来源 文章来源:沪江日语 点击数 更新时间:2015-9-1 14:50:21 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

登場人物に感情移入できる


理由一:能对出场人物代入感情


末うつ状態に陥っていた頃、ふとこの小説(ノルウェイの森)を再読する機会が訪れました。すると、驚くほど登場人物たちに共感している自分がいたのです。


我在陷入忧郁状态时,偶然有机会重读了这本小说(挪威的森林)。这才惊讶的发现自己与登场人物间产生了共鸣。


「ある限定された心情を持つ人々に共感と教訓を鮮やかに与える能力」が彼にはあると感じています。思春期から30代モラトリアムの主人公は特殊な履歴や過去のない、代替可能な「僕」である。登場人物の全てに共感する部分がありました。恐らく世の中の人のほとんどがそうなんじゃないかと思いました。また、そのように作られているのかなと思いました。


我觉得作者有着“鲜明的给予处在某种特定心境的人们以共鸣和感触的能力”。主角从思春期到仍在摸索人生的而立之年都没有特殊经历与过往,正是可替代的“我”。我对所有出场人物都有产生共鸣之处。恐怕世人大多有类似想法吧。我不由得想这种效果是否作者特地创造出来的呢?


世界観に感情移入できる


理由二:能代入感情的世界观


描かれているのは戦後の経済成長後の先進国共通のライフスタイルであり、その中で男性(と女性)がモラトリアムをどう克服し、自分を知ってゆくか、というのが主なテーマとなっている。国境を越えるテーマをみごとにとらえている!


本书描写了战后经济发展后发达国家共通的生活模式,其主题即在此社会环境中男性(与女性)如何克服摸索人生的阶段,来了解自我。村上高超地描绘了这一跨越国境的主题!


表面上のコミュニケーションは上手くなされているように見えるのに、深くつながらない、どこか親密に成りきらない、そういったコミュニケーションのない人間関係。現実の人間関係にそういった感じを抱えている人、そのような人達に特に訴求力があるのではないでしょうか。


表面上的交流看似顺畅进行,可是却无法深入,也总有亲密不起来的感觉,实质是没有交流的人际关系。对现实中的人际关系有着类似感觉的人,该作品对这类人应该更有吸引力吧?


文体や文章の作り方がうまい


理由三:作品风格与文章构造也很出色


隠喩によって普通に読んで読み過ごした文も、後から読み返すと、別の意味を見出せる仕組みになっております。文のリズムを作るために、短文を繋げて叙述したり、短文と長文を組み合わせたりと、普通の人には判らないような所で、かなり工夫しています。隠喩能力を、異なった二つのイメージ間のジャンプ力と考えるなら、彼ほど遠くまでジャンプする日本の作家は存在しない。


文章构成中,有些带有隐喻的句子,平常可能一眼带过,之后重读还能发现新的含义。为制造出行文节奏,还采用了短句连缀进行叙述,又或者长短句交互组合,在不为常人所见之处还下了苦功夫。如果考虑到将隐喻在两个不同意象间跳转的能力,能像他一样跳那么远的日本作家可是绝无仅有的。


話に押し付けがましさがなく、自然と入り込める


理由四:故事没有牵强痕迹,发展自然


言葉のひとつひとつを平易にした上で、全体を俯瞰した時、独特な世界観を、読者に押し付けることなく主張する。あるジャンルについて詳しくないと読めなかったり、ある種のイデオロギーが正しい・間違っている、という前提でないと理解できないようなものを極力避け、不特定多数の読者が読めるようにするための文章を書くために、技術を駆使している。宗教とか歴史とか政治とか…そうした重いテーマに読者がまったく関心がなくとも、自分の生活の延長からすっと入れる。


将每个词语通俗化,在此基础上纵观整体,主张自己独特的世界观,却没有硬推给读者的感觉。他极力避免要有某种前提才能理解文章,比如不了解某种概念就读不懂,又或者灌输某种意识形态是对还是错,他利用自己的文笔写出了大多数读者都能读懂的文章。宗教、历史、政治什么的……即便读者对于这些沉重主题毫无兴趣,也能从自己生活的延伸中轻松进入。


海外で人気の理由


村上在海外受欢迎的原因


簡潔・明瞭な文体が中国語にピッタリとハマるため、中国人にとって非常に読みやすい。「ムラカミの描く東京に比べ、現実の東京は自分にとってあまり居心地がよくない」のに気づく。すなわち、村上が創造する不思議さが彼を魅了していたのだ。外国文学の骨格に日本の要素をはめ込んで、ある種の新しいオリエンタリズムと普遍的な感覚を醸し出していて、そのことが評価されているかもしれません。


因文笔简洁明了,很适合汉语特点,所以中国人读起来驾轻就熟。“与村上笔下的东京相比,我觉得现实中的东京让我不怎么感冒”有人这么觉得。这就是说,村上创造出的不可思议的氛围吸引了他。将外国文学的架构引入日本元素,酝酿出某种新型的远东式普世感,因此而受到了好评吧。




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