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老舎詩集(二)

作者:老舎  来源:老舎   更新:2004-5-15 23:32:00  点击:  切换到繁體中文

 

老 舎 (二)
老舎。彼の代表作「四世同堂」。1949年中華人民共和国が建立されると、アメリカからいち早く、北京に帰り、北京を題材にしたものを描き始めた。政治活動のさなかも創作活動を続け。「春華秋実」「西望長安」「茶館」などを発表している。66年から始った文化大革命の最中、紅衛兵に攻撃された。自殺説もある。


  蜀村小景
蕉葉清新巻月明。   蕉葉 清新 月明を巻く
田辺苔井晩波生。   田辺の苔井 晩波を生ず
村姑汲水自来去。   村姑 水を汲み自ら来り去る
坐聴青蛙断続鳴。   坐して青蛙の断続して鳴くを聴く


  贈荀慧生
荀公胸有好山川。   荀公 胸に 好 山川あり
筆下風流勝自然。   筆下の風流 自然に勝る
贈我雲林一断景。   我が雲林 一断の景を贈る
長松巨爆接青天。   長松 巨爆 青天に接する


  贈斯特朗
国際精神致太平。   国際の精神 太平に致す
壽星今在北京城。   壽星 今 北京城に在り
蟠桃一熟三千年。   蟠桃 一熟 三千年
喜見如霞花正明。   霞の如く 花は正に明るを喜び見る
斯特朗⇒斯特朗、安那・路易斯・斯特朗(1885~1970)。米国作家・記者。
壽星⇒斯特朗を指す。当時彼女は已73歳高齢。
蟠桃⇒古代神話伝説中の仙桃。「海内十州記」


  訪東風人民公社而作
豊産高潮安国來。   豊産 高潮 安国に來る
良田一望喜千回。   良田 一望すれば喜び千回
東風今歳花開好。   東風 今歳 花開て好し
欣祝明年万倍開。   欣び祝う明年 万倍の開を
安国⇒県名。河北省中部


  即事 (一)
先端科学首蘇聯。   先端の科学 蘇聯を首とす
火箭昂揚探九天。   火箭 昂揚して九天を探る
美国衛星何処去。   美国の衛星 何処に去る
倒栽葱式最堪憐。   栽葱式を倒るは最も憐むに堪える
蘇聯⇒ソ連(ソビエト)
火箭⇒ロケット
美国⇒アメリカ
倒栽葱⇒アメリカの発射ロケットが四回失敗したこを指す


  贈陳叔通
夫子風流愛赤梅。   夫子の風流 赤梅を愛す
月明不待美人來。   月明 美人の來るを待たず
晴霞紅日花如海。   晴霞 紅日 花は海の如く
枝是珊瑚珠是苔。   枝は是れ珊瑚 珠は是れ苔


  建国十周年大慶
建国十年万象新。   建国 十年 万象新なり
衣冠尽洗旧烟塵。   衣冠 尽く洗う旧 烟塵
同沾雨露春長在。   同じく雨露を沾し春長在り
放眼河山処処親。   眼を河山に放ち 処処に親しむ


  為天津民間剪紙題詩
如海文心無棄才。   海の如く文心 才を棄る無し
感君鞭策到駑駘。   君が鞭策 駑駘に到るを感じる
敢因傷別驚霜冷。   敢て傷別に因って霜冷に驚く
圧倒西風菊盛開。   西風を圧等し菊盛開す


  為胡絜青≪桃花遊魚図≫題詩
細雨江南客欲帰。   細雨 江南 客 帰らんと欲す
桃花流水小魚肥。   桃花 流水 小魚肥え
莫憐晴日無聊頼。   憐む莫れ晴日 聊頼無く
緑柳青天白鷺飛    緑柳 青天 白鷺飛ぶ 


  水庫賞蓮
江南鯉魚樂新家。   江南の鯉魚 新家を樂しむ
蒲草青青唱緑蛙。   蒲草 青青 緑蛙を唱す
水庫今朝迎遠客。   水庫 今朝 遠客を迎える
挿瓶帯露摘蓮花。   挿瓶 露を帯び蓮花を摘む


  遊紅山公園
塞上紅山映碧池。   塞上の紅山 碧池に映ず
茅亭望断柳絲絲。   茅亭 望断す柳絲絲なるを
臨風莫問秋消息。   風に臨み問う莫れ秋消息
雁不思帰花落遅。   雁は帰を思はず 花落遅し


  詩二首 (一)
詩人新譜漢宮秋。   詩人 新譜す漢宮の秋
馬上琵琶泪不流。   馬上の琵琶 泪 流れず
壮志和親青冢在。   壮志 親に和し 青冢在り
二千年事説従頭。   二千年の事 従頭に説く


  詩二首 (二)
青山黒水豁胸襟。   青山 黒水 胸襟を豁く
不作凄凉出塞吟。   作さず凄凉 出塞の吟
妙筆今傳千古願。   妙筆 今傳える千古の願い
長城南北一条心。   長城 南北 一条の心


  参觀内蒙古博物館 (一)
北出居庸天地明。   北は居庸を出でて天地明なり
山川奇景勝長城。   山川の奇景 長城に勝る
江南塞上今何別。   江南の塞上 今 何この別
四海東風樂太平。   四海 東風 太平を樂す

  包頭頌(五首之一)
山河環帯気堂堂。   山河 帯を環り 気堂堂
百丈洪炉百煉鋼。   百丈の洪炉 百煉の鋼
莫訝春風帰燕早。   訝かる莫れ春風 帰燕の早きを
新栽楊柳万千行。   新栽の楊柳 万千行


  内蒙即景 (八首之一)
風巻荒沙暗九天。   風は荒沙を巻き 九天よりも暗く
揺揺土屋浪中船。   揺揺 土屋 浪中の船
孤灯白日昏如夜。   孤灯 白日 昏きこと夜の如く
已過清明未下田。   已に清明を過ぎ未だ田を下らず


  内蒙風光  (訪問呼和浩特新城)
民族情誼日日深。   民族の情誼 日日深し
新城喜見百花新。   新城 喜び見る百花新なるを
大青山色青如許。   大青山色 青 許すが如く
団結相要一片心。   団結 相い要す一片の心


  祝話劇豊収 (一)
問君挙酒意如何。   君に問う酒を挙げて意如何
但願今年話劇多。   但だ今年 話劇の多を願う
図画神州新面貌。   図画 神州 新面貌
英雄人物好山河。   英雄の人物 好山河


  祝話劇豊収 (二)
未待梅残桃已開。   未だ梅残を待たず 桃已に開く
東風日夜送春來。   東風 日夜 春を送って來る
詩人不負東風意。   詩人 負むかず東風の意
萬紫千紅上舞台。   萬紫 千紅 舞台に上る


  流砂観潮劇
春宵鼓板動流沙。   春宵 鼓板 流沙を動かす
絶唱傾城爍百花。   絶唱す傾城 百花を爍かす
古調新声春不断。   古調の新声 春 断えず
嶺南児女尽名家。   嶺南の児女 尽ごとく名家


  遊海門蓮花峰
遥憐信国此峰頭。   遥に信国を憐れむ此の峰頭
水黒雲寒望帝舟。   水黒 雲寒 帝舟を望む
今日紅旗明碧海。   今日の紅旗 碧海に明なり
神州児女竟風流。   神州の児女 竟に風流


  贈汕頭工芸美術陳列館
潮汕文化最風流。   潮汕の文化 最も風流
虹彩霞光映碧秋。   虹彩 霞光 碧秋に映ずる
品罷功夫茶幾盞。   品罷めて功夫 茶 幾びか盞す
欣看珠玉満瓊楼。   欣び看る珠玉の瓊楼に満るを


 

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