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言葉から見た人の意識(摘录)经典

私たちは言葉を使って出来事や考えや気持ちを伝達し理解する。新語や流行語が生まれると、それを会話の中に取り入れる。ここに表現上、理解上の意識が見て取れる。近未来への願望もこめて述べてみよう。

 旧聞に属するが、日本新語・流行語大賞(自由国民社主催)の去年の大賞に選ばれた一つに「だっちゅーの」がある。これは、ださいオジサン言葉を若い女性が使うというミスマッチが受けて、広く使われた。東京辺りでは「だっつーの」の形もあり、大阪では「やっちゅーねん」である。全国各地にこういった自説を強調する文末表現があるだろう。流行語の「だっちゅーの」が使われたにしても、やがて、その土地のなじみの形式に収束していく。既存の形式が脚光を浴びて流行語化した。そのおかげで、この形式がさまざまな状況で使いやすくなり、話し手が聞き手に気楽に強調的なメッセージを送ることができるようになった。カタルシス効果があったと思う。一九九五年、日本語のラップ「DA・YO・NE」がヒットし、大阪弁、広島弁、博多弁などのバージョンが続いた。「だよね」はあいづち語であり、会話促進機能を持つ。流行語の多くが素材としての単語レベルであったのに対して、「だっちゅーの」や「だよね」は会話専用の文末表現形式であり、話し言葉の活性化を物語っている。生き生きとした生身の人間の肉声を伴う流行語である。

 また、『ショムニ』(漫画家・安田弘之作)がテレビドラマ化されてヒットし、題名が新語・流行語のトップテンに入った。会社や同僚男性にこびない庶務二課勤務のOLたちの毒舌に胸のすく思いで見ていた女性も多かっただろう。女性は女性らしい品位のある言葉遣いをすべしという従来の固定的価値観からの解放である。好評を博したテレビドラマ『ロングバケーション』の中の若い男女の会話が、仲間ことばのレベルでのボーダーレスだとすれば、ショムニでOLが使ったのは、男性中心の権威・権力に対する反逆の言葉であり、言葉のジェンダーの越境である。二十一世紀の女性の躍進の前兆を感じる。

 最後に今年上半期のヒット現象として「だんご3兄弟」が挙げられるだろう。少子高齢社会においてきょうだいが三人いる家庭は少数派である。しかし、その親や、そのまた親の世代にとっては普通の状態であった。先日、喫茶店でコーヒーを飲んでいたら、ハイキング帰りらしい中年女性六人連れが入ってきて、この歌を歌いだした。歌詞を思い出しながら合作していた。客観的には、老人人口が子どもの人口を上回った。若い夫婦にとって子産み・子育てが厳しい状況である。それぞれの年齢層でこの歌の歌詞が心に響いたと思われる。けれども、今度、生まれてくるときもいっしょに暮らせたらいいな、と思えるきずなを読み取りたい。

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