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紙の発明

私たちは日ごろ何気なくさまざまな紙を使っている。日常生活にこの上もなく便利な、この「紙」が植物の繊維から出来ていることを考えるとき、改めて人間と自然との関係が思われる。
 人間は太古から種々の手段で衣・食・住に植物を利用してきた。文化の始まりには細長い蔓草などで物を結び、またそれらを編むことで物を作った。丈夫で長い紐を作るには、麻などの皮の筋をより合わせて糸とした。細い糸を編み、これを縦横に織って衣服を作った。オセアニアや中南米の古代の原住民はカジノキの樹皮を水に浸し、バナナの葉で包んで発酵させ、棒でたたきのばして樹皮布(タパ)を得て彩色し、衣料などに用いた。メキシコではこれ(アマテ)の一部を筆記用に使用した。また古代エジプトではナイル河畔のパピルス草の茎を裂き、縦横に並べ重ねて水を注ぎ、強く圧着させてパピルスを得た。これは衣料には向かなかったが書写用に役立ち、後に Paperの語源となった。紙には種々の先駆があった。
 アジア大陸では今から数千年も昔、黄河の流域に住み着いた漢民族が、蚕の繭から長く、細く、強く、美しい理想的な繊維「絹」を作る方法を発明した。絹織物はきめが細かく平滑で書画にも適し、世界中で憧憬・渇望の的となったが、貴重なため特別な場合しか記録用には用いられず、一般には竹簡や木簡が情報媒体であった。

繭を絹糸とする過程で生じる繊維屑は、集めて水中でたたきほぐし絮(真綿)として防寒具などに応用された。この作業の後、薄い膜状に残った繊維屑を乾燥したものが「紙」であると、中国の最初の辞書(A.D.100刊)に説明がある。この薄膜は組織が弱くあまり利用されなかったが、大きな事実の発見をもたらした。当時の衣料に用いた、安価で入手しやすい麻類の繊維屑を原料としても同様に繊維類が得られ、その乾燥したものは丈夫だった。ここに「紙」はもっぱら植物繊維を材料とするようになったのである。最近、中国各地で前漢時代(B.C.180~50)の古墳からこの種の麻紙が発掘されている。
 後漢時代(A.D.100~200)、蔡倫(生年不明~121)がこの製紙法を改良し、麻製品の廃品や樹皮などを活用して筆記に好適な紙を開発した。この「紙」はやがて中国全土から近隣諸国へと伝播し、各地の民族が情報媒体としていた石板・粘土板・木の葉・獣皮・木片(木簡)などに代わって普及していった。紙がシルクロードを西へ進むには長い年月を要したが、東へ向かう道程は意外に速かった。

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