日本にはイギリスの王室のように皇室があり第二次世界大戦後の新憲法では天応は日本の象徴という位置付けをしている憲法は天皇の地位その世襲制国事行為財産授受などについて定めている。 　　戦前の天皇は現人神と呼ばれ神格化され日本国という大家族の家長のように扱われていた。敗戦処理に当たって欧米諸国は日本の天皇制をどうするか大問題だったということだが結局天皇の戦争責任を追及せず政治の一線から引退させて名誉ある地位を保つに落ち着いた。 　　現行憲法では天皇は憲法の定める国事に関する行為のみ行い国政に関する権能を有しないたされる。そしてこの国事に関する行為には内閣の助言を必要と史内閣がその責任を背負うことになっている 　　この国事に関する行為には国会の使命に基づいて内閣総理大臣を任命すること内閣の使命に基づいて最高裁判長官を任命すること憲法改正法律政令および条約を公布すること国会を召集すること国務大臣の任免及び大公使の信任状の認証を行うこと批准書及びその他の外交文書を認証することと外国の大公使を接受することなどに限定されている。 　　このように、天皇は政治上の権限を有しないが、外交礼儀は元首として扱われる 　　124代目の昭和天皇のお名前は裕仁であった。1901年4月29日にご生誕、1926年にせんそした。そして、1989年(昭和64年）１月７日亡くなった。生前生物学を熱心に研究し皇居内に研究所があり、著書が14冊ほどある。皇后のお名前は良子で1903年ご生誕、1924年皇太子妃となった。趣味は日本画である。 　　今の125代目の新天皇のお名前は明仁で、1933年12月23日ご誕生、学習大学の政治経済学部に学んだ。1959年に旧家としても知られている経営者の子女である正田美智子さんとご成婚をあげた。美智子新皇后は元日新製粉社長正田英三郎氏の長女として1934年10月20日ご生誕、聖心女子学院中高等科を経て、聖心女子大学文学部外国語外国文学科に進学、英文学を専攻した。1959年ご成婚。今皇族以外の民間から皇后は聖武天皇の光明皇后以来のこととされる。テニスのほか、文学や音楽を愛好しピアノやハープも弾く。刺しゅうや草花の世話も好きで幅広いご趣味英語とフランス語ができる。 　　日本では通常天皇のご存命中はお名前を呼ぶことはしない。崩御後はおくり名をつける。たとえば、122代目天皇のお前は睦仁であったがご在位の元号が明治であったので今は明治天皇と呼んでいる。