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助 長

作者:未知  来源:日本ネット   更新:2004-11-16 16:55:00  点击:  切换到繁體中文

 

公孫丑は、新たに斉の国へやって来た孟子に弟子入りをすると、まず
斉の往年の名宰相だった管仲・晏子の覇業についてたずねた。王道政治
を説く孟子は、覇業をいやしめて、民が虐政に苦しんでいる今、斉が仁
政を行う絶好の機会だと説いた。そこで公孫丑がきいた。
 
 「先生がもし斉の卿相になって政治的成功をおさめられる、
  その場合でも先生はお心を動かされませんか?」
 
 「わしは四十をすぎてからは、
  もう心を動かさない、
  誘惑にも負けんよ。」
 
 ここで孟子は不動心を説いた。
 
 「先生の不動心はどういう点に長じておられるのですか。」
 
 「言葉を知ることと、
  よく浩然の気を養うことだ。」
 
 ここで孟子は浩然の気について説き、この気を養う方法について明快
に答える。流れるような一問一答だった。孟子は続けた――
 
 「浩然の気を養うについては、
  その行うところがみな道義にかなうことが必要なんだが、
  気を正とする、
  つまり気だけを目的にして養ってはだめだ。
  かといって養気の方を全く忘れてしまうのはむろんよくない。
  宋人のようにあせって無理に助長しようとするのもよくない。
  (心の道義の生長にしたがって徐々に養っていく必要がある。)」
 
 孟子はここでまた次のような得意の比喩を引いた。卸愚かなことをす
る例としてよくあげられる春秋時代の宋(河南省商邱県)の国の百姓の話
だった。(「待ちぼうけ」の「守株の愚」の話もこの国の百姓の仕業である)
 
 
 宋の国のある百姓が苗を植えたが、この苗がなかなか伸びない。どう
したら早く伸びるだろうかと苦にしたあげく、そうだ手で伸してやるべ
えと思った。そこで苗を一本ずつ引っこ抜いて伸してやった。一本ずつ
根気よく引っこ抜いて伸すのだから大変な仕事だった。百姓はへとへと
に疲れ切った様子で家へ戻ってくると、家の者に向って言った。
 
 「ああ、今日はえらく疲れただ。
  苗があんまり小せいもんで、
  苗の伸びるのを助けてきただ。(助苗長)」
 
 これをきいた子供がおどろいて、いそいで田へ行ってみたところ、苗
はもう全部枯れてしまっていた。
 
 「馬鹿な話だが、
  世の中には苗を助長する――
  苗を助けて伸すような余計なことをするものが少なくないのだ。
  もっとも、
  はじめから気を養うことは無益だとして捨ておくものもあるが、
  これは苗を植えながら草ひきもしないで放っておくもので、
  苗は十分生長できない。
  さればといって、
  気を養うべきものだと知って、
  この生長を助長するのは、
  苗が早く伸びないからといって、
  苗を助長する――苗を助けて伸すのと同じなのだ。
  少しも益がないばかりか、
  その物を根本から害ってしまうものだ。」(「孟子」公孫丑上篇)
 
 
 忘れてもいけないし、助長してもいけない、と孟子は説く。普遍的な
戒めをのべたのだった。「助長」は――「助けて生長させる」意だが、「急
に大きくしようとし、無理に力をそえて反って害する」という戒めの語
感もある。
 


 

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